夕日に手を合わせる✴︎

一月一日の


「初日の出」を拝む人はいるけれど


十二月三十一日の


「最後の夕日」に手を合わせる人はいない。


いやな事も多かった一年かもしれないけど


多くの出会いが今の自分を創ってくれた。


わかりもしない明日をただ待つことより


感謝の心で


すべてを観ることができ


受け取ることができたらすばらしい。


同じ祈るなら自分のことより


多くの人の幸福を祈ることができる人間でありたい。


やさしさにも大きさが必要だ。


(林覚乗和尚のお話より)